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理科教室 2016年6月号 (No.738)

巻頭口絵 静岡の自然① 美しく強い富士山 伊藤彰彦 01

巻頭エッセイ 自然科学教育と平和 小野 洋 07

今月の授業 小学校4年 とじこめた空気や水 市川清子 08

        小学校4 年四季を感じる植物観察をしよう 大関東幸 12

        小学校6年 植物のからだと生活 長江真也 16

        中学校3年 化学変化とイオン 野田啓司 20

実践記録 小学校2年 あまい水、しょっぱい水 淘江正仁 24

      小学校3年 植物の素晴らしさにふれる授業を! 玉山 巧 29

      小学校3年 昆虫の育ち方 石高一樹 34

      中学校3年 落下運動から振り子の運動へ 今井正巳 39

特集 授業を拓く『理科教室』

主張『理科教室』のこれからに期待されるもの 鈴木健夫 44

1 座談会 授業づくりと『理科教室』大谷康治郎、金子真也、小佐野正樹、玉井裕和、三上周治、八田敦史、吉埜和雄、鈴木健夫 45

2 『理科教室』はバイブルだった 中嶋 久 57

3 これからの『理科教室』に望むこと 勝原 崇 58

4 求む『理科教室』活用法 芝田隼人 60

5 多くの先生方の考え・実践を知る 松本佳華 61

6 失敗から学び、つながりにも目を 金田祐佳 62

7 『理科教室』に望むもの 金子 聖 63

8 『理科教室』に支えられて 佐藤雄一 64

視点 栽培と土壌(土)の学習 鷹取 健 65

第65次教育研究全国集会inIWATEを傍聴して 高橋匡之 68

自主的な教科課程をつくる課題と重要性 觜本 格 70

授業で使える科学のはなし 光合成発見までの科学史 八田敦史 72

実験・観察 教材研究・教材収集 種の魅力 山田桂三 74

デジタル体重計の利用 野末淳 76

ぽこんぽこん風船 河端良三 77

連載・宇宙と物質 vol.03 いつの時代も問い続けてきた。“私たちはどこからきて、どこへゆくのか”と。古代ギリシャ時代の宇宙観と物質論。 広瀬立成 82

障害児と自然科学教育 空気であそぼう井本暁子 86

行ってみよう科学探険 静岡科学館で科学の「?』を解き明かそう! 

長澤友香、岩科直子 88

読者のひろば 80

理科サークル東西南北 90

科教協だより 91

読書室(子どもに読ませたい科学の本) 78

情報BOX 78

読書室(書評) 79

科教協・静岡大会案内 92

次号予告・編集後記 96

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編集:科学教育協議会
発行:本の泉社
B5判 96ページ 並製 定価:852円+税

○単品購読料は、1冊920円(税・送料込)です。
○定期購読料 □半年(5,520円) □1年(11,040円)
○科教協会員割引 □1年(9,940円)(料金:消費税込、送料無料)

申し込み方法など詳しくはこちら

◆教職経験5年未満の科教協会員には、さらに特典があります。
新しく定期購読を申し込まれた場合、半年間無料進呈です。
つまり、1年分の購読料で、1年半の購読が可能です。

◎本の泉社(雑誌『理科教室』出版元)
〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-6
電話03-5800-8494 FAX03-5800-5353
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第 48 回 科学教育研究九州大会 福岡大会

日時:6月25日 (土), 11:00 ~ 6月26日 (日), 12:00

場所:大牟田文化会館

―子どもと共に自然を豊かにとらえよう―
第 48 回科学教育研究九州大会 福岡大会 案内

主催  科学教育研究協議会九州ブロック

 今,教育と共に学校現場が大きくかわってきています。
 一方では子どもの理科離れや基礎学力の低下を危ぶむ声も聞かれます。

 新しい時代の理科(自然科学)教育とはどうあるべきか,子どもにわかる授業をどう進めるか,

 それらの課題を今大会でみなさんで論議しませんか。皆さんのお越しをお待ちしています。

大会委員長  斎藤 公光   大会事務局長  藤岡 忠浩

記念講演 「理科教育で大切にしたいこと」
~言語活動・アクティブラーニングのめざすもの~

 自然科学の楽しさを、子どもたちとともに学べるような授業をつりたい。
 教師の教えたい内容が、子どもたちにとっておもしろい、不思議だなと思えるようになる
 教材づくりと授業プランづくりについて話していただきます。

講師 丸山 哲也 さん (科学教育研究協議会 委員長)

詳しい日程

25日(土)

11:00~12:45 受付・お楽しみ広場
13:00~14:30 開会記念講演
14:45~17:30 分科会

※:1 日目の昼食は会場近くのラーメン屋、蕎麦屋、洋食屋、コンビニなどをご利用ください。

26日(日)
9:00集合・出発~12:00(日) フィールドワーク(自由参加:資料代 200 円)

お楽しみ広場

授業で使える教材や実験の紹介・展示をします。
子どもも大人も目を輝かせる教材や実験をたくさん紹介します。

分科会
生活 ・ 小学校理科
「すがたをかえる水(4年)」「物のあたたまり方(4年)」「電磁石の性質(5年)」ほか

物理 ・ 化学
「運動と力」ほか

生物 ・ 地学
「ヒトのDNAの取り出し(実習もします)」ほか

フィールドワーク
「炭鉱と人権 おおむたフィールドワーク」 (別途資料冊子代200円)
 「世界文化遺産」の登録され、当時最先端の技術や地域の偉人が脚光を浴びている。
 石炭産業を支えた人々、特に差別され過酷な労働に従事した、
 囚人、外国人、離島の人々がいたことを知ってほしい。

※時間に余裕がある人は、会場近くの石炭産業科学館の見学をお勧めします。

費用 参加費 教職員・一般 2,500円 学生 500円

宿泊
各自で予約して下さい。(現地事務局ではお世話しません。)
〈おすすめのホテルは、ホテルニューガイア オームタガーデン

1 泊朝食付 ¥8,100-(ネットで予約すると¥500 割引)県によっては互助会割引あり

〒 836-0807 福岡県大牟田市旭町三丁目 3 番地 3 TEL:0944-51-1111

(会場の大牟田文化会館から国道 208 号線を北へ 1.7km(車で 5 分))〉

夕食交流会
ホテルの近くで夕食交流会をします。予約の都合がありますので、
参加する方はあらかじめお知らせください。

申し込み お問い合わせ
申し込みは下記の事務局まで e-mail または郵送で申し込んでください。

メールの場合は下記の内容を送ってください。

会費は当日いただきます。当日受付もいたします。

大会事務局

〒837-0921 福岡県大牟田市三池568-9  藤岡忠浩
e-mail:tadahiro.fujioka@y8.dion.ne.jp

科学教育研究協議会 第63回 全国研究大会

2016年8月6日(土)~8日(月) 静岡県

■主催:科学教育研究協議会

■後援:静岡県教育委員会  静岡市教育委員会 静岡大学  ふじのくに地球環境史ミュージアム 静岡県地学会 日本物理教育学会 日本化学会 日本地球惑星科学連合 日本地質学会 日本地震学会 日本天文学会 日本科学史学会 地学団体研究会 日本教育新聞社

 今年開催の静岡県は、構造線(大断層帯)、南アルプス、伊豆半島などの火山地形や、日本一の富士山や深い駿河湾もある複雑で多様な地形と地質構造を持ち、それが多種多様な自然環境をもたらしています。

 その地で、自然科学教育に関心を持つ人々、および研究・交流を望むすべての人々を対象に研究大会を開きます。

お楽しみ広場、ナイター、分科会報告の一覧をごらんください。

大会参加の事前申し込みは必要ありません。当日受付へどうぞ。

■大会テーマ

自然科学をすべての国民のものに

- 自然をゆたかにとらえ 子どもも教師も学ぶ楽しさを -

■大会日程 2016年8月6日(土)・7日(日)・8日(月)

■大会会場

あざれあ」(静岡県男女共同参画センター)静岡市駿河区馬渕(まぶち)1-17-1

 静岡駅北口から西(出て左)へ徒歩10分。

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静岡大学教育学部 静岡市駿河区大谷(おおや)836

2016_shizuoka-map しずてつバス:静岡駅北口乗り場8番から、「静岡大学」行、「東大谷」行(午前の便のみ)で約20分。  「静岡大学」下車後に徒歩約10分。(全国の主な交通系ICカードが使えます。)

 タクシー:静岡駅北口と南口より、「静岡大学内の教育学部B棟前」まで約10分

■参加費

2日以上参加 科教協会員(当日入会も含む):4,000円、未会員:5,000円、静岡県内の参加者:4,000円、臨時採用教員・学生:1,000円 

1日参加 2,000円 (臨採・学生は1,000円)

【注】今年は「科学お楽しみ広場」も有料です。

◆科学お楽しみ広場 9:00 受付開始 9:30~12:00  [受付]「あざれあ」2F

 ワクワク・ドキドキしながら自然科学の基礎を楽しく理解できる実験、観察、ものづくりや、理科の教材・教具の紹介、実演、頒布を行います。(今回は、主に教員対象です)。出展者を募集します。

 参加者は各展示ブースを自由に回って、自然科学・理科教育に関するさまざまな学びや体験ができます。

◆はじめの全体会 13:30~17:00  会場「あざれあ」6F 大ホール

開会前行事 「静岡の環境」 山田和芳氏 (ふじのくに地球環境史ミュージアム准教授)

歓迎のことば 梅澤 収 (静岡大会実行委員長)

基調提案 丸山哲也 (科教協委員長)

●記念講演 「50羽から5000羽へ アホウドリの再生をめざして」 長谷川 博 氏 

 長谷川氏は静岡出身の鳥類学者で、現在は東邦大学名誉教授。絶滅したと信じられていたアホウドリの保護研究のため、自ら無人島にわたり活動し、絶滅の危機 から救う努力を続けています。講演では、氏の生い立ちや研究活動への道のり、野生動物を危機から救う保全生物学の役割も語っていただく予定です。

◆分科会 8月7日(日)9:00~16:00  8日(月)9:00~12:00 [受付] 静岡大学教育学部 B棟ピロティ

 初めて参加される方でも、所定の申し込みがあればレポート提案をすることができます。(レポート提案の受付は終了しました。7月15日)

 参加者はすべて平等に、時間の許す限り自由に発言し、質問できます。みんなで学びあいましょう。

 設置するのは次の10分科会です。レポートの本数・内容によって、さらに分散会に分かれます。

① 幼児・小学校低学年(生活科) ② 小学校中学年 ③ 小学校高学年

④ 物理 ⑤ 化学 ⑥ 生物 ⑦ 地学 ⑧ 障害児・者と自然科学教育

⑨ 自然と社会 ⑩ 教員養成

◆特別分科会 8月7日(日)16:20~17:30 静岡大学教育学部

 「学習指導要領における粒子概念とその問題」(仮題) 

 「現象の背後で、目に見えない原子や分子は、どのように振る舞っているのか」また「私たちにも理解しがたい振る舞いを、子どもたちにどう理解させていくことができるか」を考えましょう。 

◆ナイター

8月6日(土)17:30~19:30 ナイターⅠ 「あざれあ」4F、5F

8月7日(日)17:45~19:30 ナイターⅡ 静岡大学教育学部 B棟

 授業や実験・教材で工夫した成果、自然や科学について、個人やグループが発表する「自主講座」です。(発表者の募集は終了しました。7月15日)

◆おわりの全体会〈午後〉

8月7日(日)12:45~14:45 静岡大学教育学部

 科学教育研究協議会 総会 科教協の研究・運動方針を決定する大切な総会です。どなたでも参加できます。

◆ミニ見学会◆

 (予約が必要です。受付は終了しました。)

8月8日(月)15:00 静岡大学教育学部B棟ピロティ 集合

15:20~16:30 「ふじのくに地球環境史ミュージアム」(定員40名 無料) 

 今年の3月26日にオープンした静岡県立博物館で、静岡県の自然環境を学び、親しみ、守り、育て、次世代に継承していくため、人類の文明がもたらした環境問題を考える「知の拠点」をテーマとしたものです。

◆フィールドワーク (予約が必要です。受付は終了しました。)

8月9日(火)7:50~15:30「富士山 宝永火口」散策(定員20名 申し込み先着順)

六合目までの登山道と宝永山遊歩道は、火山性の砂礫でざらざらしています。

7:50 富士駅北口と 8:20 新富士駅(集合)― 10:30 富士山新五合目駐車場 ―(徒歩)― 11:00 六合目 ― 11:30 宝永火口底(昼食)― 12:30 樹林帯 ― 13:30 新五合目駐車場 ― 15:20 新富士駅と 15:30 富士駅北口(解散)

参加費 5,000円(マイクロバス代、保険料、講師代、通信費など)

■■問い合わせ先■■
静岡大会実行委員会事務局長 長谷川 静夫 skrc@sf.tokai.or.jp

第63回 全国研究大会 静岡大会(2016年)の企画です。
事前にFAXによる申し込みが必要です。

定員に達しましたので、申込は締め切りました。(7月18日掲載)

8月9日(火) 7:50~15:30  「富士山宝永火口」散策 (定員20名 先着順)

■ 六合目までの登山道と宝永山遊歩道は、火山性の砂礫でざらざらしています。

■ JR富士駅北口(7:50)と、新幹線新富士駅(8:20)集合-10:30 新五合目駐車場-(徒歩)-11:00 六合目-11:30 宝永火口底(昼食)-12:30 樹林帯 -13:30 新五合目駐車場-新幹線新富士駅(15:20)と、JR富士駅北口(15:30)で解散

■ 参加費 5,000円(マイクロバス代、保険料、講師代、資料代、通信費など)

■ 注意事項

  • 宿泊が必要な場合は、各自で予約をしてください。(例えば、富士駅周辺のホテル等)
  • 火山性の砂礫でざらざらしているため、歩きやすい靴、服装にしてください。
  • 持ち物:帽子、雨具、リュックサック、昼食用弁当、飲物など。
  • 申し込みを受け付けたことを返信します。連絡がない場合は実行委に連絡をしてください。

 

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理科教室 2016年5月号 (No.737)  (目次 末尾の数字はページ)

巻頭口絵 根も葉もない話ではなく根と葉はもちろん、花まである話  

松井吉之助  01

巻頭エッセイ たくましく生きるスギナ 永澤義人 07

実験観察 絵具の色の三原色は「赤・青・黄」? 水野勇 08

今月の授業 小学校低学年 しぜんのたより 鈴木康晴 10

      小学校6年 体のつくりとはたらき 渡辺真衣 14

      中学校1年 植物の世界 鈴木邦夫 18

実践記録 小学校6年 月と太陽上田英彦 22

     高校 空気をきれいにしたのは住民運動 山本喜一 27

授業研究 中学校2年 電流回路金子真也 32

特集 1学期の学習ポイント

 主張 自然科学の本当のおもしろさを子ども達に伝えたい 高鷹美恵子 40

 1 小学校低学年 1学期は自然にはたらきかける視点づくりを 高鷹敦 41

 2 小学校3年 共通の視点を持ち多くの生き物の観察を山口誠 45

 3 小学校4年 つる植物、空気の学習と電池のはたらきを重点に 井上龍一 49

 4小学校5年 生物単元のポイント 河野太郎 53

 5 小学校6年 1学期の学習ポイントはここ 生田国一 57

 6 中学校各学年の1学期の重点単元とその指導 和澄利男 61

 7 障害児学級 見つけて採集する。育てる。表現する学習を 市川広義 67

基本の“き” 指導書には載ってない!今から使える対応術 座談会 

埼玉小学校理科サークル 71

視点 自転車をこぐ力?西尾信一 73

視点 低学年はアサガオで何を教えるか 鷹取健 77

連載・宇宙と物質 vol02 スケ一ルの階段を下りてみよう。そこにはどのような世界が見えてくるのだろうか。 広瀬立成  82

障害児と自然科学教育 越冬アゲハ 山口俊三 86

行ってみよう科学探険 東海大学海洋科学博物館 手塚覚夫 88

読者のひろば 90

情報BOV 80

理科サークル東西南北 92

読書室(書評) 81

科教協だより 93

科教協事静岡大会案内 94

読書室(子どもに読ませたい科学の本) 80

次号予告・編集後記 96

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理科教室 2016年4月号 (No.736)

巻頭口絵 子どもが生き生きとする理科の授業        01

巻頭エッセイ 『理科教室』新たな出発 鈴木健夫    05

今月の授業

  •  小3学年自然観察入門    直井育子    06
  •  小・6学年 物の燃え方の学習の前に気体の学習を    八田敦史    10
  •  中学2年 動物のなかまと進化    今井正巳    14

実践記録

  •  小・1学年 においさがし    五十嵐寿    18
  •  小・3学年 チョウを育てよう    山崎美穂子    23
  •  高校 重さの授業    阿久津嘉孝    28

特集 4月に大切なことは?

  • 主張 4月の「忙しい」を乗り越える    野末淳    33
  • 特集 理科の授業と学習ルール    玉井裕和    34
  • 特集 子どもを引きつける授業でスタートしよう!    小林浩枝    41
  • 特集 いきなり楽しい実験・観察で自然の豊かさを学ぶ   觜本 格    47
  • 特集 自然の中で、いっぱい遊ぼう!    伊藤廣子    51
  • 特集 理科主任、ここまで準備しよう    野末淳    55
  • 特集 座談会 4月はじめに授業で大切にしていること    三上周治ほか    59
  • 特集 特別支援の視点で理科の授業を創る    宮内主斗    65

基本の“き” 指導書には載ってない14月から使える対応術 座談会    埼玉小学校理科サ-クル    71

実験観察 「ニワトリの心臓」の解剖マニュアルの作成    渡辺採朗    73

視点 コンデンサーで電流回路?    小野洋    78

連載・宇宙と物質 vol 01 いざ、踏み出そう、スケ-ルの階段。宇宙と素粒子の世界へ。    広瀬立成    82

障害児と自然科学教育 自然を自然に~季節の風をつかもう~    岡馬裕人    86

行ってみよう科学探険麻布大学いのちの博物館    高槻成紀    88

読者のひろば        90

理科サークル東西南北        92

科教協だより        93

読書室(子どもに読ませたい科学の本)        94

情報BOX        94

読書室(講評)        95

次号予告・編集後記        96

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「理科教室」は月刊で、編集:科学教育協議会、発行:本の泉社
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『理科教室』新たな出発

「理科教室』編集委員会代表 鈴木健夫

 2016_04_rishitsu『理科教室』は、この4月号から、出版元を変更し、本の泉社からの発行となりました。2007年4月号から2016年3月号まで9年間、日本標準から発行してきました。日本標準や編集担当のオブラ・パブリケーションのスタッフの方々には、大変お世話になりました。

 この9年の間に、出版状況も教育を取り巻く状況も大きく変わりました。出版や教育のみならず、社会全体が激動の時期に差し掛かっている、といえそうです。その中で、私たち教師(もしくは教師になろうとしている方)一人一人が、何を大事にし、何を目的として毎日の教育活動に向かうのか、常に問われる状況だといえます。

 近年よく次のような話を聞きます。10年後20年後には今ある職業のうち半分以上がなくなってしまうと言われています。今の若者はそれに対応すべく、状況の変化に即応できる能力が問われることになる。だから知識を獲得するだけでなく、それを応用し表現する能力が必要とされると。しかし、職業の種類がどう変わろうとも、私たち一人一人が社会に求めることや、社会が市民にすべきことの本質は変わるはずがありません。それは私たち市民が平和に幸福に生活し、生きがいを持って暮らす社会を作っていくことであり、その本質に迫る職業である教師(教育職)がなくなるはずもありません。どんなにIT技術やロボット技術が進歩しても、変わらない価値観があり、それに迫る職業があります。そして、子どもたちに「生きる力」という抽象的なものや表現能力ではなく、この社会の本質に迫る知識や価値観を身につけて民主的な社会の一員となる基礎を作るのが教育の使命です。「理科」という側面からその教育の役割の一端を担うのが自然科学教育であり、そのための実践を研究していくのが科学教育研究協議会(科教協)であり『理科教室』です。

 科教協の研究の方向性として、授業で何をいかに教えるのかを追究してきました。「いかに」という方法論は具体的な毎日の授業を行うときに、目の前のこととして重要ですが、この「何を」の部分こそが、私たち教師の存在意義を問われ、教師としての価値観を問われるところだと思います。それを学習指導要領や教科書に丸ごとゆだねてしまうわけにはいきません。『理科教室』はそのような問題意識をもって読者とともに作り、それを広げてきました。

 これからも、本の泉社スタッフの力を得ながら、新たな編集体制で、みなさんの協力のもとに魅力的な誌面を作つていく決意です。今後も『理科教室』をよろしくお願いいたします。
(「理科教室」2016年4月号掲載「巻頭エッセイ」より転載)

『理科教室』編集部から

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▲今月号の紹介(日本標準のサイト) 

日本標準発行の「理科教室」はあと1号

 『理科教室』は、日本標準からの発行があと1号のみです。ぜひ最後の3月号を手に取って、じっくりとお読みください。

3月号特集は「これからの生物学習」

 日本標準からの発行の最後に、各分野の学習の「これまでとこれから」を連続して特集してきました。最後の3月号は、生物分野です。3月号では、「これから」の方に重心を移し、今後の生物学教育を見通す特集としました。

 地球環境が変化し、DNAの研究が進み、医療や食生活が大きく変化している現在、小学校・中学校・高校で、これから生物をどのように見るか、とらえ直していくかを段階に応じて検討していくことがねらいです。その前提として、生物を見る視点で何が大切なのかを明確にする必要があります。教科書の内容をどう教えるのかではなく、王物の学習内容で、何が大事で何を教えていくべきなのかを、しっかりととらえて、深めでく必要があります。

 生物学習は生(なま)もの、つまり生きているものを教えるのだという意識を、改めてしっかりと持っ必要があります。過去の科教協の実践記録から学ぶとともに、教える教師が身近な生物の凄さを一つでも生き生きと語ることが、求められます。この特集で、生物学習の大きな広がりを得ていただければ幸いです。

 3月号の「今月の授業」は小・中の物理分野が集中。

  • 小3「物の重さ」、
  • 小5「『ふりこ』から『振動と音』」
  • 、中3「仕事とエネルギー」

です。

実践記録は5本。

  • 小2「生き物なかよし大作戦」、
  • 小4「回路と電流」、
  • 小6「大地のっくり」、
  • 特別支援「中学校の特パ支援学級での動物学習」、
  • 高校「地学基礎『気象』10時間」

です。

 ほかにも、「理科教師日記」に、滴定についての記事があります。ぜひ、3月号にご期待を!

 この号だけでなく、『理科教室』は毎号、様々な分野の記事が並び、特集と合わせて、読み応えがあり、かつ、役に立つ記事が満載です。

科学教育研究協議会編集   日本標準 刊

 (2016年4月号からは本の泉社からの刊行となります↓)

毎月1回一日発行

◎本の泉社(雑誌『理科教室』2016年4月号からの出版元)
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◎雑誌『理科教室』の直接定期購読申し込み用
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月刊『理科教室』の
直接定期購読をお願いいたします

科学教育研究協議会委員長 高橋 匡之

月刊『理科教室』は、多くの読者の皆様の定期購読により発行を支えていただいております。心よりお礼を申し上げます。ぜひ直接定期購読をお申し込みいただきますようお願いいたします。

◎科教協会員向けの「直接定期購読割引」について

『理科教室』発行を支えていただいている科教協会員(年会費4000 円を納めて「科教協ニュース」を受け取っている方)につきましては、定期購読が「会員1割引」で購読できます。

会員割引は、本の泉社からの直接定期購読の場合に限られます。割引後の定期購読料は、9,940 円です。お申し込みの場合は、次の内容を添えて下記までお知らせください。

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近畿科教協 研究集会 案内チラシのダウンロードはこちら

日時 2016年4月29日(金) 7:30 ~ 21:00

場所 奈良教育大付属小学校

1)ちょっと野鳥観察 7:30~8:30 奈良教育大学大学構内(野鳥の会奈良支部)

  ●●●●受付

2)全体会1 9:30~9:55 奈良教育大付属小学校A棟1F多目的スペース
  ○はじめのことば  ○基調提案   

3)全体会2 10:00~12:00 

  ・奈良実験講座(お楽しみ広場)10ブースなど

4)昼休み 12:00~13:00 

5)野草観察 12:30~13:00 小学校学級園内

6)全体会3 13:00~13:20  ※奈良サ連協と合同

  ・ごあいさつ…・奈良県各サークル紹介

7)全体会4 13:20~14:30  ※サ連協と合同

  ○記念講演  「理科の授業が楽しくわかるおもしろさを子どもたちとともに」
     三上周治さん(京都橘大学)

8)じっくり3時間分野別分科会 14:30~17:30 募集中

  A 物理分野分科会  ・小4「物の温度と体積」石高さん(奈良)他

  B 化学分野分科会  ・小5「溶解の学習」玉井さん(大阪)他

  C 生物分野分科会  ・小2「スジエビ」勝原さん(奈良)
                 ・小6「ヒトの体とくらし」井上さん(奈良)他

   D 地学分野分科会  ・小6「大地のつくり」永所さん(兵庫)
                ・高2「地表の変化と地殻変動」高木さん(奈良)他

  E 科学読み物講座  ・「科学読み物の面白さ」他

 9)休憩 17:30~18:30

10)ナイター 19:00~21:00  ・星空を大型望遠鏡で楽しむ