・『理科教室』の定期購読をされる方は下記のフォームにご記入のうえ、申し込みボタンを押して送信してください。
・このとき、申し込みボタンは1回だけ押してお待ちください。受付番号が表示されます。また、お届けのアドレスに自動返信メールが届きます。
・自動返信メールには、記入された内容と購読料の振込先・方法も記載されていますので内容をご確認ください。
・発送は毎月中旬です。お申し込みのタイミングによってはお待たせすることになるかと思いますが、ご容赦ください。
・購読料の振込先は自動返信メールにも記載されていますが、詳しくは購読料の振り込み方法をご覧下さい。




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    『理科教室』

      編集:科学教育研究協議会 発行:メトロポリタンプレス  B5判 96ページ 並製 定価:909円+税
      (株)メトロポリタンプレス  〒174-0042 東京都板橋区東坂下2丁目4-15 TKビル1F
      電話 03-5918-8461 Fax 03-5918-8463  https://www.metpress.co.jp

    ○ 単品購読料は、1冊1000円(税込)です。 ○ 定期購読料・・・・半年5,520円、1年11,040円。
    ○ 科教協会員割引・・・・1年 9,940円(消費税込. 送料無料)  科教協会員で新しく直接定期購読を申し込まれた場合、半年間 無料進呈します。1年分の購読料で1年半の購読になります。

    直接購読の 申し込み方法
    購読料 払い込み方法
    * 旧出版元「本の泉社」のバックナンバー頁

    大会報告集の内容 全体会提案・記念講演資料、 分科会討議資料、 科学お楽しみ広場資料・ナイター資料

    • このページのフォームからのお申し込みは、後日何回でもできます。
    • 折り返しの自動返信メールで、閲覧・ダウンロードページのURLとパスワードをお知らせします。
    • メールが届きましたら、記載されているURLにアクセスして、パスワードを入れて閲覧・ダウンロードしてください。
    • 自動返信メールが不達で戻ってきた方がおられます。メールアドレスはお間違えの無いようにお願いします。
    • メンテナンスのために一時閉鎖したり、PWを変更する場合があります。
    • 従来通りDVD/CDを申し込むこともできます。こちらは郵送込み1枚1000円です。

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      ※ 自動返信メールが届かない方はゴミ箱フォルダーを点検する、あるいは、@kakyokyo.orgからのメールを受け取るように設定してください。

      参加費のお支払いに電子決済も使えます。

      利用できる決済方法は次の2通りです。
      1)クレジットカード、PayPay、QUICPay、UnionPay
      ・カードリーダーに読み込ませて暗証番号を入力します。
      ・Wi-Fiマーク付きのカードではタッチ決済ができます。

      2)QRコード決済
      ・楽天ペイ、auPAY、d払い、J-Coin Pay、Smart Code、COIN+ が使えます。

      ※ 参加費(会員は4,000円、未会員は5,000円、1日のみ参加は2,000円)の支払いができます。
      ※ 大会参加費以外の書籍や実験器具などの物品購入には使えません。
      ※ SuicaやPASMOなど、交通系の電子決済は使用できません。

       ■ 方法

      • 「着払い伝票」に記入していただき、受付に預けて下さい。

       ■ 受付日と場所 

      • 4日(科学お楽しみ広場の荷物)与野本町コミセン受付 午後集荷予定
      • 6日(4,5日のナイター、その他の荷物)与野高校受付 午後集荷予定

      ※ 代金は着払のみです。
      ※ 集荷業者はクロネコヤマトです。

      大会参加、たいへんお疲れさまでした。下記のように、送信よろしくお願いします。

      〆切りは、8月27日(日)です。
      サイズ 8MB 以内の pdf1本に まとめて下さい。難しい場合は別途 ご相談 ください。
      ファイル名は半角英数にして下さい。全角のファイル名は下記の例のように必ず文字化けします( ファイル名に半角の – や _ などは使えます )。
      ※ 文字化けファイルの例: cae7d29f35cf0b0965ea26cb5ad9a698.pdf のようになってしまいます。
      ファイル名の付け方 半角の英数字で「分科会番号-お名前」として下さい。・・・例 → 低学年・野山 花子さんならば、1-Noyama_Hanako.pdf
      ※ ファイル名の変更は、目的のファイルを右クリックしてメニューから、またはf2キーから行うことができます。
      分科会番号: 1 幼児・小学校低学年(生活科) 2 小学校中学年 3 小学校高学年 4 物理 5 化学 6 生物 7 地学 8 障害児・者と自然科学 9 自然と社会 10 教員養成 
      11 科学お楽しみ広場    12 ナイター


        ※ 送信者情報をご記入下さい。
          
          

        ファイル名(例:半角で、1-Yamada_Umida.pdf )

        よろしければ下のボックスにチェックを入れて「送信」ボタンを押して下さい。

        埼玉大会運営委員会  

         科学教育研究協議会第69回全国研究大会(埼玉大会)での分科会レポートの申し込みをいただき、どうもありがとうございます。大会まで、発表の準備等、どうぞよろしくお願いいたします。当日に向けて、今後の流れをご確認ください。

         分科会討議資料(レポート)について 

        • レポートは、司会者会議用15部、分科会発表用50部、合計65部を用意してください。
        • 資料作成は個人情報に配慮し、児童・生徒の氏名は消すか、仮名やイニシャル等にしてください。
        • 討議資料のうち司会者会議用15部は、8月4日(大会初日)の12時までに、大会受付与野本町コミュニティーセンター)の「科教協委員会窓口」にご提出ください。
        • 分科会発表用の50部は、発表の当日にご自分で分科会発表会場にご持参ください。可能な限り、郵送ではなく持参にご協力ください。
        • 討議資料を事前に郵送する場合(大会の参加が8月5日以降からになる場合など)は、司会者会議用15部と分科会発表用50部を区分けして梱包の上、次の住所宛へ「ヤマト運輸の配達時間帯指定」を使い、「8月4日午前中到着」と指定して発送してください。
        <郵送先>
        〒338−0004 埼玉県さいたま市中央区本町西2−8−1
                  埼玉県立与野高等学校 石井登志夫 宛
        • 受付フォームで、大会報告集への掲載を承諾していただいた方は、レポートや、レポートに当日の討議を受けて加筆・修正等を加えたものを、8月20日までにメールで送付してください。メール添付で提出できない場合は、大会当日に受付の「科教協委員会窓口」に印刷物やCDにデータを保存したものをご提出していただいても結構です。その場合、8月6日正午までにお願いします。
          <大会報告集用原稿データ送信先>  report-shu2023★kakyokyo.org  は半角@に変えてください。

         分科会の詳細の決定について 

        • 各分科会のレポートが多い場合には、1つの分科会を複数の分散会に分けて運営させていただきます。1つの分散会のレポート数の目安は6〜9本ですので、レポーター1人あたりの発表・討議の時間は40分〜80分程度となります。
        • 分科会の分散会の構成や会場(教室)、各レポーターの発表の日時や順番などは、大会初日(8月4日)17時からの司会者会議の中で、申込の際に確認したレポーターの皆様の発表可能な日時をもとに、各分科会の司会者によって相談の上決定します。
        • それらの内容は、8月5日(分科会当日)の朝に、掲示や配布物で参加者の皆様にお知らせいたします
        • 万一、発表可能な日時に変更が生じた場合などは、下記へメールでご連絡ください。   は、半角の@に変えてください。
        埼玉大会実行委員会事務局長 前川拓也 takumaekawa1112gmail.com
                分科会担当 金子真也 kanekosu-gakugei.ac.jp

        科教協からのメールが届いていない例が確認されています。その場合、「迷惑メールフォルダー」の中をご確認ください。
        特に、Yahoo!メール、hotmailメール、Gmailメールなどのフリーメールをご利用の方はご注意ください。
        このページでは7月16日 20:30発のメール、「エントリーした方へ」が、このページの下にあります。

        メールが届かない原因
        ・フリーメールの場合で一番多い原因は、自分が送ったことがない相手で、かつ初めてのアドレスから届いたメールを自動的に迷惑メールとして振り分けている。
        ・次に多いのは、個人メールアドレスらしくないメーリングリストや一斉メールを、機械的に迷惑メールと判断している。

        対策
        (1) 発信元のドメインを許可する(今回ならば ★mm.kakyokyo.org からのメールを許可する)
        (2) メーラーの設定を見直す
        (3) プロバイダーのメールアドレスをお使いの場合は、その設定を見直す。
        などです。
         どれも初めての方にはややハードルが高いと思いますがネットで方法を検索してみて下さい。次の資料などもこの問題の理解に参考になると思います。

        参考:【重要】受付センターからのメールが届かない方へ ・・・・福岡市のサイト

          

        7月16日 20時30分発信のメール

        科学教育研究協議会第69回全国研究大会 埼玉大会
        分科会レポート・科学お楽しみ広場の出展・ナイター
        お申し込みされた皆様へ  【お知らせ】

        皆様こんばんは。蒸し暑い毎日、そして豪雨のニュース報道などもありましたが、いかがお過ごしでしょうか。
        学期末でお忙しい毎日の方も多いこととお察しいたします。

        このたびは科教協第69回全国研究大会 埼玉大会へエントリーくださり、まことにありがとうございます。いよいよ大会も間近になってきました。充実した大会になるよう、実行委員・科教協委員会一同、準備をしているところです。
        以下、大会関連の連絡をさせていただきます。

        (1)エントリー内容のご確認をお願いします

         皆様からお届けいただいたエントリー内容は、科教協ホームページに一覧表として掲載させていただきました。トップページに一覧表へのリンクがありますので、ぜひご覧になってお確かめください。
            https://kakyokyo.org/

         ※ もしも内容に間違いがありましたら大変お手数ですが reply2★kakyokyo.org までご連絡いただければ幸いです。

        (2)お弁当の事前予約を受け付けます

         現地実行委員会では、8月4日(金)5日(土)6日(日)の昼食「お弁当」の注文を、各100食まで事前に受けつけます。
         お申し込み期間はこのメールを受け取られてから7月31日まで(早期終了あり)です。
         詳細と申し込みは、科教協HPの「お昼のお弁当 注文ページ」をご覧下さい。https://kakyokyo.org/archives/5270

        (3)荷物の送付やレポートの提出について
         このことについて何人かのかたから問い合わせがありました。『理科教室』の6月号、7月号に大会案内があり、そこに詳しく記載されています。
         HPに該当のページを掲載しましたので必要ならばご参照ください。
        https://kakyokyo.org/archives/5254
         なお基本的にレポート類は、トラブル防止のためにもご自身でお持ち頂けるようにお願いします。

        (4)ご記入頂いたメールアドレスの扱いについて

        今回は突然メールを差し上げ、失礼いたしました。
        エントリー時にご記入頂いたメールアドレスは、今大会に限り次の1~4の用途で使用させて頂きます。
        そのため今回のようなメール配信は、多くても4回、特に緊急なことがなければ1と4を予定しています。

        1.今回のメール、 2.大会直前に必要な場合、
        3.緊急を要する場合、 4.大会後、報告集やメルアド削除の連絡など

         大会終了後、報告集関連の連絡などを最後に皆様のメールアドレスは削除いたします。
         科教協のメールマガジン「科教協からのおたより」(週刊)に未登録の方は、この機会にぜひご利用ください。
         メールマガジンの登録は無料です。
         詳しくはHPの最下段にも記載がありますが、ご希望の方は、contact★kakyokyo.org へ申し込んで下さい。

        いよいよ暑い日が続くと思われますが、大会で皆様にお目にかかれることを願っております。

             科学研究協議会 全国大会実行委員会
        -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
         科学教育研究協議会  https://kakyokyo.org
        ※ このメールは配信専用のため直接の返信はできません。
        ※ ご返信は、reply2★kakyokyo.org までお願いします。
          ( 科教協HPの連絡フォームからも送信できます )
        -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

        ご注意

        • このページからの投稿は科教協HP管理者に送られます。その後HP管理者は内容に応じて担当者に転送し担当者が対応することになります。
        • したがいましてお返事にやや時間がかかる場合があります。あらかじめご承知おきください。
        • 内容を送信いただくと、ご自身が記載されたメールアドレスに自動返信が送られます。書き込み内容等をお確かめください。
        • 自動返信が届かない・エラーが出たなどの場合は、お手数ですが特にメールアドレスに間違いがないか等をお確かめの上、再度このフォームで送信してください。特にhotmailやGmailなどでは、迷惑メールフォルダーに分類されることがあるので設定をお確かめください。


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          1.幼児・小学校 低学年(生活科)

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          ぼくの わたしの いまいるところ 栃木 Y.M 入学して間もない1年生と、4月後半に取り組んだ実践です。右と左をとらえ、「~から〇番目」という言い方も学習しました。スタートカリキュラムや国語・算数との関連を意識して、生活科の時間を使って行った授業の様子を報告します。 まだ文字の学習をしている最中の4月後半だったので、書けることが限られます。ワークシートをかなり簡単に、しかし大事なことを落とさないようにと考えて作成しました。今回は4月後半でしたが、実施時期やワークシートについて、また扱う内容についても検討できればと思います。
          音を作ろう 東京 M.O 子どもたちの身近にある音を通して、探究心や手先の器用さを養うためには、どう働きかければよいかを試行錯誤しました。 子どもたちがより豊かに成長するために、教師が心に留めておくべきこと、気づくべきこと、働きかけるべきことをより具体的に学びたいです。
          生活科教科書の検討と、低学年教育の方向性 東京 A.K 学習指導要領が変わって2回目の教科書ですが、前回の問題点がほとんど改善されていません。一方で、指導要領のほころびを繕うかのように「理科とのつながり」が以前にも増して強調されています。低学年教育で大切にしたい学習内容と学習方法に照らし合わせながら教科書を検討していきます。 教科書を使い、あるいは教科書を補いながら、どのような実践ができるか、一緒に考えていきましょう。
          参加者でつくる 「しぜんのたより」の授業 埼玉 Y.H 子どもたちは、五感を通して自然と関わることで、自然についての認識を深め、豊かな言語を獲得していきます。「しぜんのたより」の活動は、子どもたちが自然と関わるのにとても良い活動です。しかし、「しぜんのたより」では、低学年の子どもたちにどのようなことを大事にし、どのように授業をつくっていけばよいのでしょうか。参加された方々皆さんで、共に悩み、共に授業を作っていけたらうれしいです。 気兼ねなく参加された皆さんで意見を出し合いましょう。
          低学年生活科「作ってあそぼう」整理と再考 東京 T.S コロナ禍で試行した「こま作り・こま遊び」の実践ついて整理しながら、今の低学年の子どもたちのために、益々限られていく時間を有効に利用するため、学年や学級で大事にしたいことを提案し検討していきたい。 低学年の子どもたちの活動で気になる現状や、低学年の内にぜひ身につけて欲しいことを出し合い、ふさわしい教材や授業方法について意見をいただきたい。

          2.小学校 中学年

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          初めての自然観察とタブレット 東京 S.T 小学校3年生の理科で主に最初に学習する「しぜんのかんさつ」の学習指導についてレポートします。具体的には、実際の観察の前に行った①タブレットを生かした事象提示、②事前の観察指導、③観察カードづくりの3点について報告します。このレポートが、理科の指導で悩む仲間の助けになれば、幸いです。 タブレットを道具として観察に生かすには、どのような活用をすると良いのか。
          主体的で分かりやすく楽しい学習を目指して 岩手 T.T 特別支援学級の子どもたちでも理科の学習を主体的に取り組め、それが分かりやすく楽しい学習になるために必要な要件はどんなことかを小4「電気のはたらき」の指導を通して探求した実践である。 表題について、通常学級でも役立つ、普遍的な指導用件が何かということについて議論してほしい。
          単元の核になる実験とその授業(小4) 東京 T.H 授業の中には、それぞれの単元のポイントになる1時間の学習やそこで取り組む実験・観察があります。小4の「空気と水」では空気に重さがあることがわかると、子どもの空気に対する認識が大きく変わります。「水の3つのすがた」では、温度によって姿が変わるのは水だけではないことを目の前で見ると、温度と物のすがたの関係が一層はっきりします。そんな授業をするための実験と1時間の授業を提案します。 ・提案内容の検討をおねがいしたい。
          ・提案について、参加された方々の勤務校で取り組むとしたら、どのようにしたらよいかを話し合いたい。
          おもさから運動方程式へ 東京都 A.Y 運動方程式の授業を紹介 高等学校での実践をレポートさせていただき、小学校からのつながりを一緒に考えていただきたい。
          電気の学習で何を大事にするか 奈良 K.T 小3と小4にまたがる電気の学習。これらをどのように整理して、教えるのがいいのかと考えていました。その時に、ショート回路(短絡回路)を課題化して授業で扱う方がよいのではないかと思い、実践しました。この実践から見えた成果と課題の報告をします。 小学校でのショート回路の扱いをどうすべきか。他の学校の先生が電気の学習をどのように実践しているのか実践の話も聞きながら自分の実践に生かしたい。
          小学校4年「雨水の行方」 埼玉 N.J 小学校4年「雨水の行方」の実践報告です。 ・授業計画・教材配列は妥当か。・授業運営は適切か。
          水の姿の変化から他の物質の三態へ 東京 O.M サークルで話題になった飽和食塩水寒剤を使うと水を凍らせことが手軽にでき、水の沸騰も子どもたちはよく目にすることなので、そこから単元に入ることにした。水の三態を先に持っていくことによって、液体の水は、温度を低くすれば氷(固体)になり、温度を高くすれば水蒸気(気体)になるのだから、他の物質も同じようになるのではと考えられるようになればと考え計画を立てて実践した。 従来、物の三態の実践は、「水だけでなく、いろいろな物質は、温度によって、固体、液体、気体の状態になる」ということをねらって、アルコールの液体→気体から入るものが多かったように思う。飽和食塩水寒剤の利用と単元の指導計画について、検討していただきたい。
          物の温度と体積 東京 Y.M 物に熱が伝わること、物の体積変化を数値でとらえることを重視した授業のプラン。 飽和食塩水寒剤の可能性。
          雨水のゆくえと地面の様子 東京 I.M 今指導要領から新しく登場したこの単元を,いかに必要最小限で負担なく,しかも,子どもたちが理解できるような授業展開にするかを提案し,皆さんで検討していただきたいと思います。 単元前に学んでおかなければならないこと,授業で必ず押さえておきたいこと,余計な時間を使わない授業の計画,やり方等。
          個別最適な学び~自由進度学習の構想~ 長野 Y.M 「学び方の主導権を子どもに渡す」学習方法、自分で学ぶ力(自己学習力)を高める学習方法として、自由進度学習を研究している。1学期の同時単元内自由進度学習における「人の体のつくりと運動」の実践報告と、2学期の理科「電流のはたらき」において、どのような学習計画を立てればよいのかを、話し合っていきたい。 2学期の理科「電流のはたらき」において、どのような学習計画を立てればよいのか(プリントの内容・発展学習の計画)を、話し合っていきたい。
          「風とゴムの働き」の単元の扱いについて 神奈川 M.I 風が強い時、ゴムを長く引いた時(あるいはゴムの本数を増やした時)車などが遠くまで移動することを実験して確かめるような授業展開を見かけるが、これでいいのだろうか?「力を受けなければ、動いている物体はやがて止まる」という素朴概念を定着させる働きをする授業になりはしないか。では、どのような授業展開にしたらいいか。私案を発表します。 「風やゴムの働き」の単元の授業での扱いについて、特に風やゴムから大きい(強い)力を受けた物体は遠くまで移動して止まるという実験をしている場合が多いですが、本当にそういう扱い方でいいのでしょうか?

          3.小学校 高学年

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          “考えることに慣れていない子に向けた「植物の子孫の残し方」の学習" 埼玉 Y.A 異動先では生活経験や過去の学習を使って考える習慣や話を聞く習慣などがなく、学習課題方式の授業を進めることが困難な状況であった。これまでの課題や教材をより平易なものとし、考えることに慣れていない子どもでも学びを進めることができる展開へと修正を行った。 現場での子どもの様子や職場環境の実態を踏まえて、修正したプランの実現性について意見を交流したい。
          飲料水容器を用いた夜空観測フレームの活用 宮城 Y.N 廃材である飲料水容器を用いた夜空観測フレームを紹介する。光害調査、恒星、月の動きの観察などで用いた事例を取り上げる。 初めて参加します。小中高の先生方と、授業でどのように使うのが便利なのか。
          動物のたんじょう 東京 K.K 教科書では、「メダカのたんじょう」という単元です。科教協で学んだ「動物のたんじょう」のプラン、①どんぐりから出てくるゾウムシの幼虫②魚の解剖、③サケの卵とニワトリの卵の観察を取り入れた授業記録を検討し、この単元で、何を、どこまで学習させられるか考えていきたいと思います。 この単元で、何を、どこまで学習させられるか。
          『河内平野の地層』 大阪 T.H 学校のボーリング資料を探る学びから『河内平野の地層』を描く。そして、上町台地と生駒山の形成史から大地の運動を学ぶ。この内容の2022年の実践を報告します。到達目標は、次の通りです。①自分たちの学校や家のある河内平野の地下には、地層が広がっている。②河内平野の地層は、長い年月をかけて、大和川が運んできた土砂で形成された。③上町台地と生駒山は、地震を伴う断層運動で、盛り上がってできた。 地上の地形とボーリング資料をつなげて学ぶことで、目に見えない、平野の下の地層について、教科書に載せられている写真のような地層が、自分たちの住んでいる街の下にもあるのだという認識を形成したい。上町台地の下の地層や生駒山の山体の岩石を知って、大地の形成運動の時間的・空間的スケールを感じてもらいたい。そうした願いを持った実践ですが、いかがでしょうか。
          小学校の「つぶ」概念をめぐって 東京 K.M 小学校の教科書に「つぶ」表記が載るようになって、小学校で「分子」を扱うかが話題になることがある。どこまでどんな形で扱ったら良いか、実践をふまえて報告したい。 小学校で分子(つぶ)を扱うことが、子どもたちの物質認識を深めることになるのか、実践交流したい。
          6年生 ヒトや動物の体 京都 Y.M 人や動物の体の単元の学習では、映像や調べ学習が中心になりがちです。ヒトの体が身近に感じられるようにと、モルトパウダーによるでんぷんの分解やホルモンの観察などを取り入れてみた実践報告です。 見てみる、触ってみる、やってみるが大切だと思い取り組みました。ご意見をお願いします。
          物の燃え方 東京 M.W 物が燃えることは、酸素と結びつき新しい物質を作ることをとらえさせることが重要である。鉄と酸素が結びつき酸化鉄ができる。炭素と酸素が結びつき二酸化炭素ができる。このような認識ができるように今年も授業をしてみました。 「物を燃やすと、酸素が減って、二酸化炭素が増える」といった認識を「物を燃やしたときに酸素と結びつき、別の物ができる」という自然科学の認識の基礎を養うような授業の組み立てになっているか検討そてほしい。
          科学教育への道 酸水溶液の性質 埼玉 K.G 小学校で学ぶ科学の基礎として物質概念をどのように教えていくのか?その中で酸水溶液を通して自然をみるとき何が見えてくるのか?考えていきたい。 子どもの酸水溶液の認識について、教科書の問題点について。
          小6 植物のつくりとはたらき 栃木 H.M 植物の根から取り入れられた水が、茎を通って葉まで届き、蒸散によって葉の気孔から水蒸気となって植物の体の外に出される。それを調べるため、4月からホウセンカを育て、成長したホウセンカを草花着色剤で染めたり、植木鉢に移し替えて蒸散作用や植物のガス交換の実験を行ったりした。また、エダマメの葉を使って光合成の実験を行った。試行錯誤しながら実践した中での成功例や失敗例、実験のポイントについて報告する。 「植物のつくりとはたらき」の学習では、事前準備や実験にかなり手間がかかるので、どんな工夫をして授業を進めていくとよいか。また、わかりやすい実験方法や取り上げるとよい適切な植物の例などについて、参加者のみなさんと検討できればと思う。
          電磁石の授業づくり 東京 N.M 今年受け持つ5年生の姿を想像しながら、初めて授業をする先生ができるような電磁石の授業プランを提案したいと思います。 学習のねらいや教材・教具の使わせ方など。
          小学校6年生「電気の学習」 埼玉 H.O 発電と蓄電に着目したプランを実践した。中学校の教員でしたが、退職後ひょんなことから小学校6年生の理科を教えるようになりました。中学校の目線から6年生での電気学習をプランニングしてみました。 小学校の6年生の電気学習では何を教えるべきか、中学校とのつながりから議論していただけると幸いです。
          流れる水のはたらき 山梨 K.T 身近な川を教材にして,流れる水のはたらきによって土地が形成されてくることにポイントを絞って学習を進めました。実際に自分たちの学校の周りに目を向けることで,子どもたちに「浸食・運搬・堆積」の3つのはたらきに気づいてほしいと考え実践してみました。 一人一台PCを活用し,現地で記録した写真や動画を教室で振り返って観察する学習も採り入れてみました。 河川整備も進んでいる中で,川を中心とした流れる水のはたらきをどう授業に取り入れていけばよいのか,参考例があったらうかがいたいと思います。また,実際の川の様子に近いモデルを使った実験方法についても一緒に考えていただけたらと思います。
          小5「流れる水のはたらき」の授業 和歌山 S.T 昨年度の実践をもとに、2つの実験(川のでき方調べ、流水のはたらき調べ)をして考えさせるとともに、実際の河川や河川沿いの風景の写真を見ながら考えさせる授業を提案します。 単元の授業の構成を含めた、授業全般について検討していただけると幸いです。
          6年 動物と食べ物 東京 K.K 1学期の燃焼に関わる単元では、「酸化は酸素原子と結びつく化学反応であり、質量が変化すること」、「温度の上昇をともなうこと」の2つについて子どもたちが確信を持てることを目指し、学習を進めました。そして2学期に扱う生物分野では、デンプンをはじめとした有機物が、植物体で合成され、それを動物が餌として摂取、さらにその食べ物を酸化させることで生命活動のエネルギーに利用しているという学習を柱に実践しました。 様々な角度からご検討頂ければと思います。
          5年「ふりこ」 東京 K.T 最初の時間にふりこが1往復する時間のはかり方を習得しよう。『理科教室』8月号「ここがポイント理科の授業」に寄稿しました。教科書通りに実験を行うときに、上手くいくコツを自分なりに考えて授業を行いました。テストを含めても4~6時間で実践しています。 ほぼ教科書通りに実験を行っているのですが、自分なりに工夫しているところもあります。平均の計算のしかたとか、ふりこの条件を扱う順番など、他の方法で行っている実践と比べられたらいいと思います。

          4.物 理

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          方向の異なる力の合成2023 埼玉 M.T 静力学の方向の異なる2力の合成について、2022年の全国大会や埼玉支部例会での議論を踏まえて実践しました。 成分を使って合成を考えることについて、みなさんと意見を交流したいと思います。
          ICTを用いた2校間による討論授業 岩手 S.H 中学1年光の単元を,討論を通した問題解決学習により運営した。その際,一人一台端末のロイロノート及びZOOMなどのアプリを用いて,リモートによる2校間の協働的問題解決を行った。その報告である。 討論を位置付けた授業を行う際,生徒の議論する力が概念形成の深まりに大きく影響すると考えられる。本実践は,2校間の協働を通して,生徒が自分の学習集団を客観的に捉え,自ら議論する力を改善することをねらっている。この手段が適切であったかについてご意見をいただきたい。
          電磁気学習快速一本勝負「S-cable」 京都 S.K 電磁気実験教具「S-cable」は長い一本電線に過ぎません。最初は「エルステッドの実験」の手元再現だけを意図していました。しかし、電磁石、鉄粉の渦模様、ローレンツ力、モーターなど様々な電磁気現象の観察実験、更には電磁誘導実験も可能なことがわかります。電磁気のほとんどの実験が同じ電線で行えるので、関係性がわかり易く、実験準備も簡単になりました。今回は、「簡易自作版」と「ソフト多芯電線」の紹介も行います。 特にありません。
          気体の分子運動論授業報告 埼玉 I.T 運動,力,運動の法則,運動量と力積,力学的エネルギー,圧力,熱力学など,力学学習の結果を総動員した「気体の分子運動論」学習は,生徒にとって頭を整理するためによい機会になります。苦手意識を持つ生徒が多い単元でもありますが,今までの学習の成果を確認しながら,総括できるように仕組んだ授業の様子を報告します。 教員が一方的に式を導出していくのではなく,生徒が主体的に取り組みながら,今まで学習したことを振り返りつつ,できる限り自力で結論を導けるように工夫したつもりです。そのような学習になっているかどうか,ご検討ください。
          多様な熱現象において熱を➡で表す試み 茨城 K.K 熱の現象を数多く扱い熱を➡で表現した授業を行った。生徒はそれをどう評価したか研究した。また、扱った熱の現象を生徒は興味をもったか?二つの観点でのリサーチ。 本実践では、マクロな熱現象を多く扱いその際の熱の移動は一貫して➡で表現した。これに関しては、意外と生徒は受け入れて生徒の評価は高かった。一方で、あつかった現象に関する生徒の興味関心は、意外と低かった。その理由と改善方法を議論したい。教科書の題材を使いつつも、一貫して熱力学第一法則を意識した流れとなっており、内部エネルギーはマクロで定義をし、ミクロの定義はさっと流した。内部エネルギーの導入方法についても議論したい。
          小中学校で「静電気」と「地球磁場」の授業を! 埼玉 M.S 退職後、学習指導をしている子どもが、「磁石」と「静電気」の区別ができていない事があり、小学校では「静電気」の授業がないことを知りました。そして電磁石として電気との違いについて考えずに授業がされています。また「磁場」が大切なら「地球磁場」を小中で触れていないことも、日本の理科教育の欠陥ではないでしょうか。 小中学校では、電気回路を中心としてオームの法則による計算ができればいいのであって、電気の正体である電子のことはわからなくてよいのでしょうか。静電気の授業を入れる方法について、また地球磁場については小学校の授業で少し近づいていますが、特に中学校で、地球から見た天体から一歩外に出て地球磁場について授業できないか、ご検討ください。
          中1力学の授業実践 兵庫 Y.R 今年度6月中旬から中1力学に入りました。女子生徒が「力学,面白い!」と声を出していました。授業プリントには美術の先生に頼んで書いてもらったイラストを載せました。生徒の学びを中心に発表します。 より良い授業にするにはどうしたら良いか教えて欲しいです。
          身近な素材を使った物理の生徒実験を楽しむ 広島 D.K ネットの映像や既成の動画ではなく、実物で生徒が体感する授業を目指します。 このような取り組みは時代錯誤でしょうか?
          中学 音の授業の実践報告 東京 T.H 音の分野に関する実践報告を行う。音に関する実験は多種多様で生徒は楽しみながら取り組めることが多い。一方で、楽しいだけで終わってしまい高校の音の学習につながっていないと感じることがある。高校への接続を考える際、何をどのような順番でどこまで教えるべきであろうか。 ①音の分野における指導の順番。
          ②高校への接続を考えた際に何を教えるべきか。
          ③小学校と中学校の接続はどうあるべきか。
          2度目の中3力学の授業 神奈川 S.T 定年退職後再任用のような形でフルタイム勤務の1年間ですが、ほとんど中学を持っていなかった中で、6年ぶりに中3の理科1分野を受け持っています。2017年の全国大会で中3の力学をレポートしましたが、その再挑戦をまとめたいと思います。 中学理科1分野の力学では、何を到達目標とすべきか。高校物理基礎に向けて、何をやっておくべきなのか。
          中学2年「磁場の学習」~磁力線の力学を意識した実践~ 東京 K.K 中学2年生向けに行った磁石や電流の作る磁場の実践報告を行います。明星学園のプランを参考に、磁力線同士は反発しあい、磁力線自体はゴムのように縮まろうとする性質をもっていることを教えました。これらの知識を使い、中学生は、導線同士や導線と磁石が力を受けることを予想できるようになっていきました。 プランの到達目標と、課題の内容・配列。
          エネルギー変換についての探究学習実践報告 東京 K.M 高校3年生で実施した、エネルギーの変換に関する探究学習について報告します。提示されたエネルギー変換に関わる課題に対して、生徒たち自ら探究テーマを定め、実験を行い、その実験結果についてパワーポイントの口頭発表形式でプレゼンテーションします。この課程を通して、生徒のプレゼンテーション能力の向上を目的としていましたが、エネルギーに関する理解も深まったのではないかと考えております。生徒たちの声も紹介します。 エネルギーを学習の総まとめとして、効果があると考えていますが、その妥当性についてご意見をいただきたいです。さらに効果的な実験課題について、ご意見をいただきたいです。
          「定義」という名の落とし穴 岩手 I.S 中学の教科書の圧力の単元はひどい。圧力は状態量なのに「圧力=力/面積」として力の付随量と思わせて計算させる。間違いを知ってから圧力の概念が分かる実験として、ペットボトルに空気を詰め込みエアゲージで圧力を測る実験を中心に5個以上の実験を開発してきた。教科書の間違いが起きる理由を考察した。圧力を「圧力=力/面積」と定義したところが原因だ。他にも式で示して「定義」として教える物理量がある。この方法だと物理量の本質がわからず「式の計算ができれば良い」と、受験に沿った教え方で終わってしまう。そして物理嫌いを量産する。この落とし穴から抜けるには「定義」をやめて、その物理量の本質的性質を体感させるような実験等が必要になる。 物理量の本質的性質を体感させる様な実験があれば紹介してほしい。
          ICT時代での討論形式授業の役割と作り方 東京 Y.T 先生が知識や技能を伝える、入試問題を解けるようにする詰め込み型の教育では、ICTの時代にはAIに教師の仕事が奪われるかも知れません。深く考え、本質を見抜く子どもを育てることが、改めて大切な時代です。討論形式の授業は、科教協の中で育てられてきましたが、授業をどう組み立てるのかのノウハウは余り共有されていません。新任の教師でも子どもが自分で知りたくなる授業を作るにはどうすればいいかを提案します。 中学や高校で、討論形式の授業を行うためにどんな工夫をしているか、ICTをどう利用できるか、実際に苦労されていることを議論できたらと思っています。
          既存の静電気教材の検証と修正教材の提案 岡山 S.T 高校物理の教科書等で、誘電分極の例として木や紙が帯電した物体に引き付けられる現象を挙げている場合があるが、これらは静電誘導により説明できることを明らかにした。また、誘導分極の実験として除電したガラス棒を用いることを考案した。この実験を組みこんだ仮説実験授業の授業書《ものとその電気》の修正案を作成し、高校生および大学生に実施したところ、好評であったので紹介する。 提案した教材のさらなる改善案がないか検討をお願いしたい。
          流体圧現象の背理矛盾と弁証法的能動学習法 新潟 K.A 流体圧現象の背理矛盾を解明しパスカル時代を開拓完成した史的変遷を読み解く。その物理教育史的考察を深め,現代的な鍵実験・100均店素材活用・ICT活用による実験工夫・最適実験教材作りを探究する。「何でも吸盤で吸着と剥離」,「何でもポンプで加圧と減圧」のモノづくりで,着底着壁状態のグラフ浮力背理やサイフォン流動原理の誤認識論争を抜本的に氷解し気づかず見過ごされた根本に迫る圧現象の深い概念形成法を実現する。 物理教育史的考察,流体圧現象の背理矛盾を解明しパスカル時代にさかのぼり,気づかず見過ごされた根本に迫る圧現象の深い概念形成法,現代的な鍵実験・100均店素材活用・ICT活用による実験工夫・最適実験教材作りの探究,等について,教育現場でのこの分野での教育の実態と新しい可能性,などを検討してほしい。
          質量は慣性の大小をあらわす量か? 東京 U.E 高校動力学において運動方程式とよばれるa=F/mにおける質量mを「慣性の大小を表す量だ」という主張が一部にある。しかし、慣性に大小があるわけではないので、その立場を徹底すると、質量とは「物質の加速性について力に依存する量」ということになる。「慣性」についてのとらえ方と含めて主張したい。 20年以上(?)前に慣性についてのとらえ方をレポートしたときから考えていて、東京物理サークルでも議論してきたテーマです。全国的な場での提起は初めてだと思います。率直な議論をお願いします。
          中3 力と運動 埼玉 K.S 子どもたちが自分たちの集団の力で、話し合い、実験や観察によって確かめながら自然科学の概念や法則を獲得していけるような授業を目指しています。力学は、子どもたちの素朴概念(誤概念)が根強くあり、授業が進むにつれて概念が変容していく姿がわかりやすく、とても楽しい単元です。コロナ以前にはなかったツールを取り入れ、授業の方法も進化してきた部分を、実際の授業の様子を交えて、久しぶりの対面発表で報告させていただきます。 ・教え込む授業ではなく、子どもたちが学びとっていく授業観を前提に、どうしたらもっとよくわかる授業になるか。
          ・授業プランが子どもたちにとって、楽しくわかる授業になっているかどうか。授業記録をもとに検討して欲しい。
          ・授業そのものの感想、新しく取り入れてきた授業の方法についての感想などもいろいろな方からいただけると嬉しいです。
          中3「物体の運動」の学習~素朴概念を払拭させるには~ 長崎 K.M 生活経験からくる素朴概念(等速で運動している物体にも力が働き続けている)を払拭させるためには、どのような指導計画で行ったらいいのかを考えて行った授業の内容(うまくいった都は言えません)を報告します。 この指導計画でよかったのか、だめだった点、こうすべきではないかなどいろいろな意見を出していただき、検討していただきたい。
          伝熱に関する学習とPlickersの利用 東京 K.S 高校物理基礎の熱分野では、熱容量・比熱容量については十分に扱うが、熱伝導率・熱伝達率についてきちんと学ばれることは少ない。しかし、日常において経験する熱的現象の多くは、比熱容量と熱伝導率の両方を理解していないと説明することは難しい。本発表では、生徒が日常における熱的現象を説明できることを目標とするとき、伝熱についてどのように議論させ、指導するか、Plickersの利用にも触れながら行う。 高校物理において学ぶべき伝熱に関する学習項目の吟味、授業・実験における取り扱いの工夫、Plickersの有効な利用法についての情報交換。
          屈折による浮き上がり 大阪 N.S 水中の物体を水面の上から見ると光の屈折によって浮き上がって見えます。その像がどこに出来るかが出典によって様々です。何の断りもなく真上に出来るとしたり、手前や先になったりしています。いったいどれが正しいのでしょうか。水面の上から見ると水底が浮き上がって見えるということを自覚していることは、子どもが水遊びに行くときに必要なことです。 ・屈折によって浮き上がる像はどこに出来るのでしょうか。
          ・水中に斜めに差し込んだ棒が水面の上から見るとどのように曲がって見えると聞くと、光の屈折を学習した子どもはどう答えると思いますか?
          単振動の授業 東京 S.O 単振動の授業について、導入の発問や、生徒実験について検討したい。 単振動の授業について、導入の発問や、生徒実験について検討したい。

          5.化 学

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          人類文明を支えてきたのは化学 岩手 M.T 高校化学基礎1年生の最後の授業で、「人類文明を支えてきたのは化学」という授業をしました。シアノバクテリアの活動で、地球環境に酸素が大量に発生して、植物が地上に移動できる環境をえて、燃えるものをつくりだし、とうとう人類は「火」を使えるようになります。「火」を使って食べ物を加熱して食べるようになり、脳の大きさは2倍になり直立歩行、道具の発明を経て、とうとう人類は金属をつくりだしたという歴史を振り返りながら、学ぶということはどういうことなのかを問いかけた授業です。 率直な感想・ご意見をいただきたいと思います。
          定比例の法則 化学反応の量的関係の教材 兵庫 T.Y 化学反応には量的な関係があります。これを教えるのには、どういう反応でどのように展開すればいいのか。教科書の例にある銅紛やマグネシウム粉末の酸化ではきれいな結果がでません。ではどうして教科書に載っているのか。それらに替わる反応の報告があり、これも検討の材料にします。 教科書の実験を批判するだけではなく、もっといいものを求めようとしていることにお付き合いください。ここの分科会に参加されるような方なら、生徒実験の経験も豊富でしょうから、体験談を聞かせていただけると思います。
          中学の教科書の問題点ー蒸留の説明についてー 千葉 K.Y エタノール水溶液を蒸留する時、中1の教科書では枝付きフラスコの枝分かれ部分の温度が約80℃に達し、温度変化が緩やかになった時点で沸騰が始まると説明されている。これはエタノール水溶液を加熱すると、まず78℃でエタノールが沸騰し、次に100℃に上昇して水が沸騰するという誤解に基づくものである。沸騰開始点は枝分かれ部分の温度からは特定できないことを示す演示実験を行いながら、授業を展開した。 蒸留の授業をどう進めればよいかを議論していただきたい。
          「硫化実験/硫化水素発生確認」の必要性 群馬 T.N 『理科教室』2017年11月号拙稿「硫化実験の危険性」での提言も空しく,その後も毎年恒例のように5-6月の硫化水素発生実験による事故が続いています。本2023年は全国各地で集団救急搬送が頻発しました。2021年度からは,硫化水素の発生確認を削除した現行教科書も検定を通っています。中学理科授業における「硫化実験の意義」と「硫化水素発生確認実験の必要性」を確認・協議したいと思います。 本分科会での協議をもとに,2024年度以降の「硫化実験事故ゼロ」を科教協としてアピールできないでしょうか。
          中2化学変化 埼玉 I.K 化学変化についての授業プランと実践です。 準備プラン検討。
          物質量(モル)の導入 東京 M.T 高校化学で多くの人たちがつまづく「モル」。どうにか身近な例を挙げながら導入したプランです。しかし、やはり様々な問題点が指摘されました。問題点の改善策やモルの授業の様子などを参加者の皆さんと交流したいです。 なぜモルが大切なのか、どのように導入しているかなど交流したいです。
          概念形成過程について 東京 K.M 分子概念の導入問題が,昨年から検討されていますが,科教協が明らかにしてきた低次の内容から高次の内容へ,さらに高次の内容へという段階的発展過程も意義のある過程であることを,具体的な事実で明らかにします。 科学の発展にともなって,たえず教育内容が再検討されなければならない宿命を科学教育は背負っています。そこで,生産的な批判にするためには,具体的な作業仮説となるものの提案が意味を持つと考えています。生産的な批判を期待したい。
          分圧の法則の実験 千葉 I.F 分圧の法則に関する生徒実験は少ない。生徒が実感できる圧力の実験をあれこれやったので生徒の感想を交えて紹介したい。 我々は0.2気圧の酸素分圧のもとで日々暮らしているが、普段は大気圧や酸素分圧を意識していない。大気圧や酸素分圧が実感できるような授業展開や実験教材を交換したい。
          化学基礎教科書の冒頭部分の教え方 千葉 M.F 化学基礎教科書の冒頭部分の項目の順番に違和感を感じています。知識をただ能率よく伝授すればよいのでしょうか?実験は何のために行うのでしょう。原点に還り、皆さんと共に考えてみたいと思います。 化学基礎教科書の冒頭部分の教材をどのように捉え配列しているか、皆さんの実践もお聴かせください。
          中高化学教育で大切にしたいこと PARTⅡ 京都 S.K 今回は高校化学の学習内容に基づいて,3つの学習分野の内容を検討します。「化学平衡」では,海洋酸性化問題について,「エネルギー」ではギブズエネルギーについて,「電子配置」では有機化学の学習のしかたについて,新学習指導要領とも絡めて考えます。 「化学平衡」での海洋酸性化問題,ギブズエネルギー,電子のふるまいと有機化学学習それぞれについて,その内容や深さ,学習方法について検討するとともに,高校化学で目指すべき学力について,みなさんのご意見を伺いたい。

          6.生 物

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          中枢神経の独創的な観察 千葉 A.K 腎臓などの実物を使用した授業は多くの学校で行われているが,中枢神経系については実物の観察が難しい現状にある。その構造は重要な分野でもあるが,他の臓器と比較すると柔らかく,傷みやすい。そのためホルマリン漬けの標本や鶏頭水煮缶を用いるが,いずれも変色や小さいなどの欠点もあった。そこで新たな実験教材としてブタの頭骨を用いることで,これらの欠点を解消できることを見出した。 特になし。
          系統・分類・進化の学習 千葉 K.O 高等学校「生物基礎」と「生物」で実践している系統・分類・進化の学習についてレポートします。生物は共通性を保ちながらも多様化(進化)してきました。系統樹からは、すべての生物が起源を共有しながらも、多様化してきた様子がわかりますので、生物学習の根幹になると考えています。進化とは、世代を経て、生物の集団におこる遺伝的な形質が変化することです。個体レベルに端を発する現象ですが、集団レベルで考えていく必要があります。ここが進化の学習の難しさであると思います。どのように授業しているか提案します。 高等学校「生物」では、進化が重視され、教科書でもまず初めに取扱われることになりました。私はこの内容配列に賛成です。しかし、分類は依然として軽視されています。中学校では、動物と植物の分類という内容がありますが、高等学校には分類に関する内容がありません。系統・分類・進化という枠組みの中で、分類について何を学び、どんな実習を実施したらよいか、一緒に検討したいと考えています。
          地球の歴史を加味した環境単元学習のプラン   S.K 地球の歴史から考えるとCO2排出量0は間違いです。環境単元学習を宗教や道徳にしないで理科(自然科学)にする学習プランを提案します。 現場から離れているので、みなさんがどのような授業をしているのか、子どもたちがどのように考えているのか教えてほしいです。
          試論 高校生物で免疫は何を教えるべきか 埼玉 S.M 新型コロナは5類に移行しました。しかし、今後も予想される感染症に対して、科学的な思考認識による対処ができるような、基本的な事項の学習が生物基礎・生物で持てる内容になっているでしょうか。私自身お恥ずかしい限りです。しかし、今後の実践を構想するための試論、経過報告として報告します。 これまでの教育内容で理解できるか。どのように実践されてるのか。進化の視点で再構成できないか。
          名古屋の学校のビオトープ活動 愛知 Y.S 名古屋経済大学市邨高等学校は、名古屋市千種区にある都市の学校である。学校内にビオトープを創設し、生物多様性の保全活動を行ったことや科学研究部での活動・学校設定科目(生物探求・市邨ゼミ)の内容についても報告する。 学校でできる生徒の生物多様性活動についてゼミ(生物探究)の進め方。
          身近な地域の樹林を教材に植生の指導を 東京 T.T 常緑広葉樹林帯で落葉広葉樹林その他を管理してきた人たちの様子を知り、植生の遷移をどのように捉えていくのかを考えさせ、私たちは植生の基本的指導内容を明らかにしたい。 生徒のフィールドワークは難しいので、どのような指導ができるのか、実践例を学びたい。
          高校生物の基礎教養を考える(仮題) 東京 H.I 中学校から高校へ内部進学した生徒のうち少なくない数の生徒が「高校の理科がわからない」といって訪ねてくる。高校の課程は中学校よりも抽象度が高く内容が高度であるのは確かだが、それでも各単元で「何をどこまで教えるか」を精選することはできないものだろうか。高校での実践の経験はないが、それだけに、生物基礎の学習を、そうした観点から見なおす提起ができればと考えている。 問題提起する内容の妥当性、今後の高校生物の基礎教養がどのようにあるべきか、ということを議論して頂ければと思います。
          季節の変化と植物 千葉 Y.T 季節の変化と植物の開花、芽吹きが変化していることを感じる。今年は、際立って、例年の春の植物の開花、芽吹きが違っているようである。関東ばかりでなく、全国いや世界でこの現象は起こっているのであろう。どの様な変化が、各地で起きているのは、科教協の総会の場で交流したい。 全国で、特にこの春に動物植物の様子に変化、例年と違った現象があったのか交流を深めたい。
          「生物基礎」でのホルモンの学習について 千葉 H.O “高校「生物基礎」では、広い意味での生物学の中から、日常生活に必要な教養を選りすぐって学習します。生物学の基礎を学ぶわけではありません。ホルモンについての知識は、健康管理に欠かせませんから、「生物基礎」で学習します。しかし、教科書の記述は古いままで、現在の医療に対応していません。がらくたの知識を生徒たちに暗記させるものになっています。どう改めればよいか。具体的に検討します。" 特になし。

          7.地 学

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          「地球」について考える 静岡 S.I 地球というシステムにはいくつかのサブシステムがあるが、実はそれらは曖昧で、近年ではさらに「人間圏」を加えている。これらについて考察し、これからの地球を考えたい。 答のない問題に幅広い意見を求める。
          恐竜は生き延びて鳥となった 茨城 S.T 近年の恐竜研究では羽毛恐竜の発見や獣脚類と鳥類との共通性が続々と発見され、「恐竜の一部は鳥となって生き延びている」というパラダイム・シフトが起こっている。白亜紀末に巨大隕石の衝突で、恐竜を含めて多くの生物が絶滅したが、現在の鳥(新鳥類)は、それを乗り越えた(その理由は不明)。現在、気候危機に瀕している人類にとって、興味深いテーマである。恐竜の好きな先生に、自由選択の教材として取り組んでほしい。 恐竜の授業を取り組んだ体験談や、これから取り組もうとしている方の話を聞かせてほしい。恐竜化石のような室内実験がやりにくいテーマでの授業方法について、考えを聞かせてほしい。
          変動する大地を思い描けるように 埼玉 K.T 中学生が変動する大地の姿を想い描けることを目指すテキストのストーリーを提案します。 到達目標に接近できるストーリーになっているか。
          地球・日本・神戸の生い立ちを学ぶ 兵庫 I.H 地域に根ざす地球科学学習について、高校生を対象にして実施した10時間の授業と8時間のフィールドワークの実践について報告する。 各地での実践。
          砂鉄と木炭で古代の製鉄法の復元 宮城 M.A “西日本に多い箱形のたたら炉とは異なり、東北地方太平洋岸には、斜面に作った縦型炉の遺跡が多数あります。しかしその操業状況はほとんどわかっていません。海岸で砂鉄を集め、粘土で炉を作り、試行錯誤で鉄を作った会の取組みの紹介です。耐火レンガを組んだ煙突形の炉での実践は沢山あります。粘土炉で数時間の操業で、1回あたり砂鉄30kg、年に4回継続しているところまでたどり着きました。" 炉をより小型化し、移動可能で、より短時間操業で学校現場でも使える様に工夫しているところだが、教育現場でどの程度通用するか?目標は半日で完結。
          雲と天気の変化 広島 S.T 5月6月の時期に「雲の天気の変化」の授業を取り入れ,雲によってどのように天気が変化するのかを考えられるようになってほしいという願いを授業を行った。特別支援学級での授業実践である。タブレットで気象庁の雨雲レーダーを見ながら画像と実際の雨の様子を観察することができた。「このレーダーの雨雲がここで動かなかったらどうなるの」「川が氾濫するかな」と会話しながら授業を行いました。 1「雲と天気の変化」に関する授業で生徒に伝えたいことは何か
          2「天気」の授業計画3天気の授業で実施したい実験や観察
          ジオパークと連携したフィールドワークの実践 東京 Y.H 本校が箱根ジオパークと伊豆大島ジオパークと連携して行ったフィールドワーク(箱根巡検、伊豆大島ジオパーク巡検)の実践報告です。授業での実践ではありませんが、学校図書館とも協力して、学校のイベントとしてフィールドワークを行いました。 ①地学教育において巡検(フィールドワーク)をどのように取り入れているか。
          ②事前学習、事後学習にどれくらいの時間をかけているのか。
          ③フィールドワークを行う上で、外部とどのような連携を取っているのか。④地学教育が衰退しつつある中で、地理などの他の教科とどのように差別化をしていくべきか。など
          “中学1年地学「砂・石・化石が教えてくれること」" 神奈川 K.N 昨年12月に、3回にわたって海老名市市民講座の一つとして小・中学生のための科学講座『砂・石・化石がおしえてくれること』を行った。(第1回「砂ってなに?」、第2回「どんな石があるのかな?」、第3回「化石がおしえてくれること」)各2時間の講座であったが、限られた時間の中で、地学の面白さとこの講座から学んで欲しいことを、日ごろの授業実践を生かしながら内容に盛り込んだ。 この講座の内容と、私の授業実践を絡めて報告し、みなさんと議論していけたらと思う。
          中学2年 気象の学習 東京 M.Y 気象の原理は、気圧や気温、水蒸気など目に見えないものを扱う上に、複雑で立体的な空気の移動を考えることになる。気象に興味を持つ生徒は多いが、目で見てわかる現象を好み、原理の学習では興味を失いがちである。しかし、原理の理解が、大きくて複雑な気象現象をよりよく理解することにつながる。本授業では、原理を考え、実感できる実験やモデルを用いて科学的な概念が獲得できるよう運営した。 数時間分の授業記録読んでいただき、生徒が無理なく理解できる流れになっているかどうか、科学的な概念の獲得に至っているかどうか検討していただきたい。
          学校ボーリング試料の授業への活用 兵庫 T.N 生徒に興味・関心を持たせるために,できるだけ身近な地層や岩石を観察させるようにしている。また、授業後に「感想・疑問」を書かせて生徒の理解や反応を受けて次の授業に活かすようにしている。今回は,学校ボーリング試料を活用して,自分たちが生活している大地の成り立ちを類推する教材を紹介する。 ①生徒が地学の学習に興味・関心を持つためには,内容を「自分ごと」として捉えさせる必要がある。そのためにはどのような方法や教材があるか。
          ②地学関係のICTやwebサイトを利用して生徒の興味・関心を高めるにはどのような活用方法があるか。

          8.障害児・者と自然科学

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          農業と臨時教員 群馬 M.K 一昨年より大豆農家になり、昨年より臨時教員として現場復帰。その様子を伝えたい。 アグリエコロジー(生態系を生かした持続可能な農業)の実践と教育との関係。
          “中学校での動植物の保全とオオムラサキ飼育2022" 兵庫 K.K 中学校の特別支援学級で、飼育を通した蝶(オオムラサキ)の観察や、その学習を伝える授業を行いました。 理科の授業、文化祭などで、特別支援学級と交流学級とのふれあいをめざして学習しました。飼育を生かした授業、交流学級の生徒達の良い刺激をもつ取り組みなど検討いただきたいです。ご意見お待ちしております。
          中学校特別支援学級での理科の指導 東京 S.T 中学校特別支援学級(固定、軽度知的障害)での3年間の理科の授業内容を紹介します。授業教科は通常学級と同じ教科の指導と、支援学級独自の作業、生活の教科指導があります。理科の知識豊富な生徒、特定の分野についてよく知っている生徒がいる反面、課題文の読解も難しい生徒もいますが、できるだけ、理科の勉強をした、という気持ちになれるように考えました。指導の参考にしていただけたら幸いです。 通常の教科書にあるような教材、仮説実験授業の授業書の一部利用、時事的な問題などを扱いました。小学校の指導内容も参考にしました。人数編成の関係から、1年目は1~3学年の合同授業、2年目は1年と2+3年の2グループ、3年目は、1+3年と2年の2グループに分けてやりました。教材の選び方や、グループの分け方など、、どんな工夫をされているでしょうか。交流のきっかけにしていただけたら幸いです。
          今年もやろうよピタゴラ装置! 東京 T.Y ピタゴラ装置を子どもたちと作ります。これまでも作り続けてきましたが、バージョンアップした装置とともに紹介します。 準備のハードルがあるかもしれませんが、ぜひ、皆さんにも取り組んでいただきたいです!
          竹細工とうるしとTIKTOKと被爆2世と 広島 H.O 作業所の実践と実態とライフワークを自然科学の視点で。 障害児者の今置かれている実態を報告すると同時に自然科学でどう関わって発展できるかを考えて行きたい。
          身体の学習~がいこつくんの学習から~ 埼玉 N.T 前任校で、作品展の作品づくりの前段階として、身体の学習を行った。通常学級の教科書(4年・6年)を参考に、筋肉・骨・消化・排泄・血液の循環・呼吸等について、実験をしながら1つの項目につき1時間で授業を行った。授業の流れは、本時の主題についての話→実験や内容確認→わかったことやアンケートをタブレットで送信の順で、ほぼ毎時間この流れで行った。 *今回は、前段階の授業だったので、作品づくりや一般知識として最低限必要だと思われる知識や情報を扱った。身体の学習として、ふくらませていくには、どのようなことをしたらよいか。
          *2・4・6年と、学年や児童の実態がバラバラの中で、どのように学習計画を立てていったらよいか。

          9.自然と社会

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          地域の自然環境を教材に 東京 S.M 国分寺市立第九小学校4年生の「環境学習」を地域人材として支援してきた。学区域にある「姿見の池緑地保全地域」(国分寺市と東京都で保全)を、フィールドワークによって学ぶ授業を実施してきた。姿見の池は過去には湧き水をたたえる池であったが、縷々経緯て、現在はJR武蔵野線下の地下水を引いている。姿見の池は野川の源流となっている。250種以上の植物、留鳥、渡り鳥その他の生物が数多く観察できる。国分寺市内では自然豊かなエリアである。現地学習の前に、過去に撮り集めた画像PPTスライドを見、ワークシートを持ってフィールドワークに出かけた。学区域でありながら知らずにいた自然の姿に出会った子どもたちは、もっともっと見に行きたい、見続けて姿見の池を守っていきたいと感想を述べている。この授業は、当該学校4年生の年間計画に組み込まれた。 地域の人材として授業を支援し続けた結果、学校から評価されて年間計画に組み込まれたことは成果ではある。しかし、この授業が、担任の授業に引き継がれてどのように展開するのかは、知らないでいる。小学校で行う環境学習(自然科学的見地から)はどのようなものであり、どのようにすべきか、自然環境を教材にするなら大事なポイントは何か、本レポートをもとに検討していただきたい。
          実践報告「高2 奥日光と足尾への研究旅行」 東京 Y.K 和光高校では、高校2年「総合3単位」は12の講座に分かれて授業が行われ、秋にはその講座毎に3泊4日の研究旅行を実施している。私が担当する講座では、①日光市におけるシカやサルの獣害の実態やその対策について、②足尾銅山の煙害による森林破壊とその復元(砂防と緑化)について調査を行うと共に様々な立場の人に話を伺うフィールドワークを実施している。事後には学んだことをレポートにまとめるとともに、今後の解決策を提案する。今回はその実践を報告したい。 研究旅行では、ひとつの意見のみではなく、様々な立場の人にインタビューを行い、そのうえで自分の意見を発表させている。その取り組みについて中心に検討していただきたい。
          野生動物の保全と教育 東京 H.M 沖縄・西表島の野生生物イリオモテヤマネコの保全に関わる教育活動の意味を考える。 野生生物の保全を教えるのではなく、野生生物の保全の意味を考える教育。価値選択的な課題を公教育でどう位置づけていくか?
          ジュンサイを残そう市民の会が伝えたいこと 千葉 S.H ジュンサイを残そう市民の会とフジバカマの会にも参加して、ザリガニやトンボ、クモの生活を学び、遊ぶ児童生徒と、作業し観察会に参加する大人たちと共に活動して、こども、大人にとっての自然環境とは何かを考えたい。又、活動している会のメンバーが、自然環境を学び、困難とかかわりながら活動していることを伝えたい。 子供たちがトンボを捕まえる勘の鋭さは抜群です。枯葉の中の越冬昆虫を見つけてくるのも子供たちです。どのような環境の中で、児童生徒がそのように、成長していくのか、会の活動で接した児童生徒の様子から考えたい。一方大人も児童生徒とかかわる中で、残していきたい自然環境が何かを学んでいくのではないか、知りたい。
          在野研究者の支援はいかにあるべきか 神奈川 N.H わが国には、様々なバックグラウンドを持ち地域に根差した研究活動を行っている在野研究者が多数活躍している。「あらゆる人々の活躍の推進」はSDGsが掲げる大きな目標の1つである。本研究では、在野研究者の活動を活性化させるために高等教育機関ができる支援の在り方について調査・研究を行っている。本発表ではその途中経過について報告するものである。 在野(アマチュア)研究家がどんな支援を必要としているのか、参加者の立場から様々な意見をいただきたいです。
          子どもと市民が集う学びの広場 京都 O.N 教職員仲間と始めた「ぽれぽれらんど」は、2020年5月当初100坪程度の荒れ地の開拓から始まりました。草を刈り、焼き、耕す。コロナ禍の中、何が生まれるのか見通せないまま、とりあえず野菜と果樹を植えてみました。あれから耕作地は4倍の広さ約400坪まで広がり、栽培活動なども更にダイナミックにできるようになりました。更に森や竹林へと活動エリアは一気に広がりました。感染症の広がりでヒトらしさを失った暮らしが強要され日常の自由が奪われる中、「市民はアウトドアでの自由な暮らし方と対話・豊かな自然体験、そして健康的な生活を求めている」多彩な企画をする中で、そう確信しました。 子どもの自然体験大人の自然体験ホンモノを味わうことで何が身につくのか今必要な学びとは何か生物多様性がキーワードになる中、それを体感する暮らしとはどのようなものか

          10.教 員 養 成

          No. レポート名 都道府県 報告者 発表の趣旨 検討してほしいこと
          “新型コロナウイルス感染症拡大初期の就学前教育支援制度と課題:「緊急事態宣言」発令前後の認定こども園等に係る検討を中心に" 東京 Y.T 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関する動向は、2020年2月以降、認定こども園等の就学前教育等の学校教育に影響を与え始め、今日も解消されていない。報告では、2020年2月から2020年6月に制定された制度並びに関連する認定こども園等の動向を挙げる。これらの結果を基に、日本における新型コロナウイルス感染拡大初期の「緊急事態宣言」発令前後の認定こども園等を支援する制度にかかわる課題に関して検討したい。 就学前からの教員養成課程に関して、感染症拡大に係る制度及び支援の内容や特性、動向、そして、課題や方策について検討していただきたい。また、現状までのご指導等において実践されてきたこと、見出された問題や、その解決方法に関して検討の過程を通して共有していただきたい。
          教職サークル活動から、教育現場を見る 東京 K.T 月例会の教職サークルを発足して、2023年8月で6年目を迎える。大学卒後、非常勤講師を経て、教員採用試験合格して教育現場でのフィールドに移っていった。今の学校教育現場を垣間見る。多忙な日々の中、授業準備と学校の生徒たちの対応、自身の教科教育活動の準備と部活との関連と自身を高めるための研究活動をどのようにコントロールしていくのか。課題を追う。 教師の成長を促すこととは。
          授業力を向上するための理科指導法の実践 東京 M.K 玉川大学では理科教員養成カリキュラムとして、理科指導法Ⅰ~Ⅳへと計8単位を必修としてコアカリキュラムに準じたカリキュラム作りを行い実践してきた。特に、カリキュラム編成に当たっては、指導理論から実践力の育成までを段階的に積み上げ、ICT活用も含めて教員として教壇に立って最新の授業ができるように組み立てた。その内容の紹介と、学生のアンケートなどによる成果を紹介する。 他大学での取組についいて交流を行いたい。また、理科教員養成として本校のカリキュラムの改善点や、どのようなカリキュラムが適切なのかを協議してもらいたい。
          学生による模擬実験とその効果 埼玉 S.M 理科教育法Ⅰの講義の最初に学生による模擬実験を取り入れています。その様子と学生による自己評価と相互評価について報告する。 自ら学び、その事を楽しむことができる教師を育てたい。そのために、学生の時にどのような出会いを提供すれば良いか。
          教員養成で大切にしていること 京都 T.T 小学校教員を目指す学生対象の講義で大切にしていることを報告します。 小学校教員養成にかかわっておられる方々と、学生の様子や講義の内容を交流したい。
          教員養成課程における模擬授業のあり方 千葉 M.N 理科教育論の講義でねらうものと実践、それを学生がどう受け止めていたのか、学生が記述したリフレクションを軸にした実践報告です。 理科教育論前期は中高理科の内容を理解することと、物化生地それぞれから部分的な説明の練習をさせてきました。後期は学生による模擬授業を中心に計画し、昨年度は50分の模擬授業を実施しました。50分を体験することの意義は感じつつ、それは教育実習でもよいのではないか等迷いがあります。模擬授業の組み方を検討していただければ幸いです。
          授業内授業を考える 埼玉 I.T 教員養成課程「理科教育論」の授業で,学生たちを対象に中学校の内容の授業を行っている。その意図は彼らの授業観を換えることにある。既知の知識はあるものの,提供した授業に学習者としての立場での参加と授業を組織する教員の立場を考えさせたい。 学生たちは,提供される授業が彼ら自身の受けて来た授業とは異なる授業が「理科教育論」の授業で提起されているとは感じつつも,彼らはそのちがいを果たしてどうとらえているのか。少ない記録だが読みとっていただき,検討すべき問題点と改善点を一緒に考えていただきたい。
          内容を検討する 東京 K.Y まだ、はっきり決めていませんが、学ぶ内容を検討することが大事だということを大学生と共有する営みについてを考えています。 まだ、はっきりしていません。
          教具を授業にどう活かすか 埼玉 H.T ウェーブマシンを例に,理科の授業で用いられる教具を授業にどう活かすか,また自作することの教員にとっての意味を考えたいと思います。 教具の歴史や作成方法について。